出会いが変えた、渡邊芳樹さんの経歴〜会社員から経営者への道のり〜

 

日経新聞の裏面に「私の履歴書」というコーナーがあるのをご存知ですか?


とある某偉人の人生を自伝のような形で何日かにわたって紹介しているコーナーなのですが、これが結構面白い。


(今どき新聞なんて…って思われるかもしれませんが、上司の読み終わった新聞を代わりに片付けるついでに読んでいるだけです(笑)けどこれが実は、上司にとっては捨てに行く手間が省けて、私にとっては新聞が無料で読めるのでWin-Winの関係なのです。上司には「ありがとう。」と感謝されるので、まさに一石二鳥ですね。「むしろありがとうございます」といつも返してます(笑))


さて、そんな私の日常はさておき、「私の履歴書」は1話完結ではないので、その人の日記の初めから読むのがオススメです♪(つまりは新聞の裏面を毎日読む必要がありますが。。) 


とある記事では、鉄道会社の経営者が取り上げられていて(名前は忘れてしまいました)。読み始めの第一文が、「私は鉄道が嫌いだ。」だったので、「えぇ〜?鉄道会社の社長なのに??」と、思わず心の中で突っ込んでしまったのと同時に、その真意に引き込まれてしまいました。


アニメも然り第一話で、本や文章であれば、最初の一文で残りを観るか/読むかが決まってしまうほど、第一印象というのは大切です。


本日11月20日(月)の私の履歴書は「黒田東彦(くろだはるひこ)」さん。元日銀の総裁だった方で有名ですね。人に「最初から読め。」とか言っておきながら、私が読み始めてるのはもう19話目なんですけどね(^^;


そんな本日の出だしは、「私は2003年1月、35年半を超す大蔵省・財務省の勤務を終えて退官した。」

(引用: 日本経済新聞11月20日発行 『私の履歴書』 p.36)


この一文だけで、重みのようなものを感じます。それにしても、人生って数奇なもので、避けて通れば通るほど、嫌がらせのように後からやってきたり、結局直面することが多いような気がします。


ビジネスや数字にめっぽう弱くて、大学の時もなんとかビジネスや経済に関する授業は取らないで置こうと思っていたのに、気がついたらがっつり数字を使う仕事に就いてしまっています。(本当に不思議です。)


YouTuber やインフルエンサーなど、今職業も多種多様化していて、まさか自分が今こんな仕事をしているだなんて、夢にも思っていなかった人も多いのではないでしょうか。


好きなことを仕事にしている人ってどれほどいるんだろうかと、この日経新聞の記事を読んでも思います。


「好きなことをするために、今は好きじゃない事(やるべき事)を一生懸命やってるだけだ。」


そうおっしゃっていたのは、先日「ご縁」の大切さについてお話しさせていただいた際にご紹介した経営者の渡邊芳樹さん。時々私のブログにも登場している渡邊さんの、今日はまさに「履歴書」、ご経歴についてご紹介していきたいとおもいます。


渡邊さんは当初、経営には全く興味がありませんでした。今は小売業を中心に多岐に渡って事業をされているやり手のビジネスオーナーでありますが、ご自身でも「ザ・サラリーマン日本代表」と自負されるほど、大手企業で家と会社と、先輩と行く居酒屋の往復しかしていなかったといいます。


山梨ご出身で、誰でも知っているような大手電力会社に10年以上勤められ、地元のご親戚一同からも一目置かれるほど、順風満帆だった人生。

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けれど、ある人との出会いをきっかけに、「勝ち組」だと思っていた自分の人生に疑問を持つようになります。「悪くない人生、だけどベストな人生かと言われればちょっと違う。」


そして、勤めれば一生安泰だと言われていた仕事を手放し、ダブルワーク期間を経て脱サラ。周りが遊んだり寝ていたりしている間に、その時間を使って努力をされてきました。周りには「付き合いが悪くなった。」とか、ご自身のご両親にも「なんでせっかく入った大手を辞めるのか。」と沢山の反対に合いながらも、今では「あなたならやると思ってたよ。」と、事業で成功をすると手のひらを返すように周りの態度も変わったと言います。そして、今ではご両親を地元の高級料亭に連れて行かれたりなど、ご自身の趣味や旅行だけではなく、親孝行をされていて、私もそんな風にカッコよく奢りたいなとおもいます。

 

「経営には全く興味はなかったけど、その先に求めてる人生が会社員の延長線上ではなく、経営の先にあった。」


周りの反対に遭おうとも、自分の進みたい方向に向き合って進み続ける。今の私にとって大切な事だなと、渡邊さんの生き様を見ておもいます。


何かのきっかけで人生の方向性が変わったり、苦難や逆境を乗り越えていくストーリーがやはり好きです。


ゲームも大好きで、(最近はもっぱらゲーム実況を観る方専門になっていますが)なぜ好きなんだろうと考えた時、やはりいろんな障害を乗り越えていき、最後ゴールにたどり着くから楽しいんだと思います。

もしマリオが平坦な道しかなくて、障害物も何もないゲームだったら、きっとつまらないですよね。


その友人のように、傍観者やただ意見を言う側になっていないか、プレイヤー側にいるのか、問いかけながら日々過ごしていきます✨