渡邊芳樹さんから学んだ読書の本当の意義


そろそろ、世間では夏休みモードが終わり、秋に向けて季節が変わろうとしていますね。


私の職場では毎日、エアコンの「暑い」「寒い」合戦が行われています(笑)

この時期は気候が安定せず、朝は暑いと思えば、夜はかなり冷え込むことが多いので、流行り病に限らず、風邪には気をつけたいところです。


夏の終わりといえば、ある中学の夏休み。「読書感想文」の課題が出ていましたが、夏休みの最終日ギリギリに全ての課題を終わらせようとする無茶(無謀)、していませんでしたか?

私ももれなくそのタイプでした。


ある時、始業日までに宿題の提出が間に合わなかったことがありました。その時、あまりにも未提出者が多かった為、先生がその全員を徴収し、1人ずつみんなの前で問い詰めるというイベントが行われました。


先生:「なぜ、宿題をやらなかったのですか。」

生徒1:「部活が忙しくて…」

先生:「あなたと同じ部活の〇〇さんは、提出していました。理由になりません。」


生徒2:「塾の勉強の量が多くて終わりませんでした。」

先生:「塾の課題は終わらせるのに、学校の宿題はやらなくて良い理由があるなら教えてください。」


皆、ありとあらゆる言い訳を考えたものの、全て論破され、先生が9勝0敗。

もう何を言っても無駄だ、そう皆が思った時、ある1人はこういいました。


「やらなかったからです。」


…一瞬の静かな間が流れた後、先生は次の生徒を指名し、その子には何も言いませんでした。

諦めなのか、言葉が出なかったのか、それともその両方なのか。

本人はしてやったり顔でしたが、とにかく「宿題はちゃんと出そう。」と心に誓いましたね。


普段から本を読んでいれば、そのイベントに参加することもなかったかと思いますが、私は元々読書に対して苦手意識のある方でした。


クラスメイトの中には、図書室の本を全て読み尽くすほどの読書好きの子がいました。やはり読書量が多い子たちは総じて国語の成績が良かったですし、彼女たちの語彙力からも頭の良さが滲み出ていて、少し憧れの存在でした。

当時の私はというと、本を読んだ方が良いと頭では分かっていても、漫画を読んだり、ゲームをしたりする方が楽しくて、読書感想文は後回しにし続けた結果、夏休みの最終日に、慌てて本の見出しと裏表紙の解説のみを読んで、内容は想像しながら書いていました(笑)

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よく考えたら、大学の時も、そんなに大してやっていることは変わりませんでした。読んでいる途中でよく、挫折してしまうことは今でもあります。


けれど、そんな私にとって、読書に対する考えが変わったのは渡邊芳樹との出会い。

渡邊さんは、人や本との出会いを通じて行動を変えられ、今の経営の道を歩まれました。


なんと初年度から黒字決算だったそうですが、それがどれほど難しいことなのか、自分の会社の新規事業を見ていて思います。


先日、会社を存続させることの難しさについて書かせていただきましたが、このコロナ禍という状況・環境関係なく、黒字だったというのは、本当に素晴らしいことです。


渡邊さんは、「本を読んだだけでは何も変わらないけれど、本で得た知識をアウトプットして行動に移すことで変わる。」とおっしゃっていたことがあります。本に限った話ではありませんが、どんなに良い情報や方法論があっても、それを聞いたり読んだりすること自体が目的なのではなく、行動の変化があって初めて、その本に価値が生まれるのだと思います。


漫画からも、学べる事は沢山あります。私が最近読んだ本で、刺さったのはこの言葉。


自分のワクワクを大切にしていますか?


「上司が言っていたから、あれをしなければならない。」「私は母親だからこうでなければならない。」

最近、そんな言葉を発していることはないでしょうか。


漫画SPY×FAMILYでも、父親(スパイ)役のロイド・フォージャーが、自身の母親としての至らなさに失望していたヨル・フォージャーに対して掛けた言葉。


「世の中の多くのご家庭でも、みんな"演じて"生活してたりするのかなって。「妻はこうあるべき」とか「親なんだから」とか。


理想を追求して努力することは素晴らしいこと。でも、それに縛られすぎて自分を見失っては上手くいくものもいかなくなったりする。」

(SPY×FAMILY 第3巻 14話 p.30) 


自分の願望に素直になり、自分が本当はどうしたいのか、そして、どうなりたいのか。

社会人1年目の時はキラキラした未来の自分を思い浮かべていたのに、時間が経つにつれ、そんなことを考える時間が減っていっている、なんてことはないでしょうか。

一度きりしかない人生の中で、本当に大切な事は、むしろそれなんじゃないかと最近思います。


実現したい目標に向かって、逆算で行動を変えていかれた渡邊さん。


「本屋に行くと、あなたにぴったりな本が

輝いて見えるから、それを選んで読めばいい。」と、聞いたことがありますが、人は潜在的に求めている情報を取捨選択しているといいますから、自然と興味のある本のタイトルが目に入るのも無理はありません。


会社帰りに本屋があったら、気になる本をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

そして、そこで感じたことを一つだけでも行動に繋げてみると、何かが変わると思うのでオススメです♬