国土は九州と同じ?オランダの農産物の輸出量世界第2位の理由

 

今日、日経新聞に興味深い記事が出ていました。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR13E7P0T10C22A7000000/

 

「オランダ、世界2位の農業輸出 研究投資で稼ぐ力150倍」というタイトルの通り、オランダは中国などの大国を凌ぎ、米国に注いで農産物輸出量が世界第2位というデータが取り上げられていました🇳🇱

 

観光地としてのオランダは、いわゆる"マッシュルーム"と呼ばれる合法ドラッグが有名で、ヨーロッパでオランダに旅行行ったと言うと友達がニヤつきながら「どうだった?」と聞いてきます。本当に何もせず、「ただ純粋に旅行をした」と言ったら、「信じられない。」というような顔をされました(笑)

 

さて、余談はさておき。

 

オランダは、花卉(かき)と呼ばれるチューリップなどの観賞用の植物やトマトなどの野菜類を多く栽培していますが、九州とほとんど変わらない国土、さらに農地面積は日本の4分の1であるにも関わらず、世界2位というのには、明確な理由があるようでした。

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一つは、ICTやIT、ロボティクス技術を活用したスマート農業が国をあげて発展していること。

 

オランダでは、限られた土地で大量生産ができるよう、機械化・自動化が早くから進められていました。

 

養殖でいうところの陸上養殖のように、トマト栽培では、水光熱や温度を完全管理や、一部はAIが収穫時期を知らせるするなど、オランダの農業はパソコンの前にいる事が多いと記事にありました。

 

もう一つは、栽培する品目を少数にし、大量生産することで、効率化を図っているというのがあります。

 

そうすることで、一連の作業を横展開し、ムダを無くせるため、研究開発にも国が注力することができます。

 

その結果、他の品目に関しては輸入に頼ることになりますが、海に囲まれた日本と違い、陸続きの大陸のため、より輸入の障壁が少ないです。

 

日本は、農業に関しては農協がかなりの力を持っていて、農協を通じてでないと販売できないなどの制限が実質あったりします。

 

オランダの技術革新と投資の姿勢は、日本も学べる余地がありそうです。