9月5日、今日はクリーンコールの日

 

今日9月5日は何の日かご存知ですか?

今日はクリーンコール(石炭の日)です。

 

1992年、現在の経済産業省である通商産業省の呼びかけにより、日本鉄鋼連盟、日本石炭協会などの8団体によって制定されました。

Clean Cole Technology (クリーン・コール・テクノロジー)とは、石炭を燃やした時に発生する有害物質を取り除き、効率的に使う地球環境に配慮したテクノロジーを指します。

「石炭は環境に悪い。」というイメージを払拭しようとする背景から生まれたそうです。

 

石炭といって思い出すのは『映画フラガール

2006年に日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した名作で、常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)が出来るまでのいわき市のストーリーが描かれています。私は最近になって、初めて観る機会がありました。

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私自身、小さい頃、東日本大震災後に一度家族でハワイアンズを訪れたことがあります。

室内には大きなウォータースライダーが連なっており、ものすごい人の数に圧倒された記憶があります。室内とは思えない程の大きいスライダーもそうですが、ハワイアンズの目玉といえばやはり「フラガール」。独特の掛け声と激しいダンスは圧巻です。

 

あの映画を観るまでは想像出来ない程、当時はハワイアンズ建設に対する反発や偏見がありました。

 

ハワイアンズ建設当時は石炭から石油へエネルギー改革が起こっていた高度経済成長期。常磐炭鉱は廃鉱の危機に瀕していましたが、福島県いわき市の方の殆どは、常磐炭鉱で働くことによって生計を立てていました。常磐炭鉱は、温泉とフラガールを全面に打ち出したテーマパークへの転身によって危機を乗り切ろうとしますが、労働場所を失う不安から炭鉱の廃鉱を良しとしない炭鉱夫達と、自分たちがフラガールとして踊ることで家族や地元を支え、時代の変化を乗り切り前へ進もうとする若い女性達の葛藤に、感動して泣いてしまいました。

 

大震災という2度目の経営危機にさらされたハワイアンズでしたが、今もなお苦難を乗り越えて、何度でも立ち上がる姿を見せてくれています。

 

コロナ禍という、3度目の危機に直面している観光業ですが、今どうなっているのか、気になるところです。マスクをつけながら泳ぐのは難しそうですが、フラガールのダンスを観に、また行ってみたいです✨